【行ってきました】南あわを駆け回る②(美波町:日和佐・市街地~恵比寿浜)

南阿波/南あわ/牟岐/美波町/日和佐/木岐/由岐

徳島県南部・美波町

美波町は徳島県南部にあり、北は阿南市、西は那賀町、南西で牟岐町と海陽町に接し、南東側は太平洋に望む温暖で自然豊かな町です。

「室戸阿南海岸国定公園」として指定されている同町の海岸はウミガメの産卵地としてよく知られており、2009年に放送されたNHKの連続テレビ小説『ウェルかめ』の舞台にもなりました。離島、海食洞、岩礁など、地形の変化に富んだ海岸線からは、遠く太平洋の水平線が望め、近くを見れば透き通った美しい海が迎えてくれます。

同町は2006年(平成18年)3月31日に、海部郡の日和佐町と由岐町が合併し、現在の美波町になりました。人口は平成24年4月1日時点で7,830人(男性:3,665人、女性:4,165人)、世帯数は3,489世帯となっており、平成17年時点の人口が8,726人(男性:4,115、女性:4,611人)、世帯数3,311世帯であり、7年前と比べて人口は10.3%減(男性:10.1%減、女性:9.7%減)。その一方で、世帯数は5.4%の増加となっています。

現在は日和佐地区、由岐地区の2地区からなっており、両地区とも風光明媚な海岸線の景色を楽しめます。日和佐には四国88か所の23番札所・薬王寺もあることから、県内外より多くの方が同町を訪れています。

今回の「行ってきました」では、1泊2日で訪れた徳島県南部の海岸線の町々。1日目に訪れた海陽町に続き、美波町の日和佐・木岐・由岐を2回に分けてご紹介します。

なお、第7回同様、現在環境省が進める「SMART MOVE!チャレンジ25キャンペーン」の取り組みに賛同する意味もあり、今回も「見たことのない”徳島”を見るために、徳島を【徒歩+自転車】でゆっくりと見て回る」ということで、レンタサイクルを借りて南あわの魅力を見て回りました。


より大きな地図で 今回のコース。牟岐-日和佐間はJRで移動

南阿波/南あわ/牟岐町/日和佐/木岐/由岐
※ 朝8時、牟岐町の宿泊先のすぐ目の前に広がる海岸。

牟岐町では海岸沿いの、部屋から太平洋が望める民宿に宿泊し、波の音を聞きながら熟睡しました。

朝8時に宿泊先を出発。前日に牟岐町の特産品売り場「千年サンゴの里」で借りた自転車に乗って、朝の牟岐町を駆け抜けました。最初の行き先は鯖瀬です。

南阿波/南あわ/海陽町/牟岐町/鯖瀬/さばせ大福
※ JR「鯖瀬」駅前にある『本家さばせ大福』。お遍路さんの通り道。

JR「鯖瀬」駅で販売されている『さばせ大福』。お土産に喜ばれるため、売り切れを恐れて朝のうちに”立ちこぎ”で買いに向かいました。

南阿波/南あわ/海陽町/牟岐町/鯖瀬/さばせ大福
※ ここのご主人は、すごく気が良いです。恥ずかしがり屋で奥の方にうっすらと・・・。

南阿波/南あわ/海陽町/牟岐町/鯖瀬/さばせ大福
※ さばせ大福。10コ入りで630円、20コ入りは1,260円です。

ここの大福のもち米は自家製のお米。素朴さがあって、味わいもナチュラルです。店の裏側は海岸になっていて、海を見ながら大福をほおばりお茶を一口。

・・・至福の時です。

本家さばせ大福

さばせ大福を買いこみ、一路日和佐へ。日和佐までは距離もあることから機車で行くことにしました。10:00発・徳島行に乗りたかったため、レンタルしていた自転車を「千年サンゴの里」に返し、牟岐駅までダッシュです。

※ 開店前に無理やり自転車を返すことになり、ご迷惑をおかけしました。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/
※ JR「日和佐」駅。駅にかかる鉄橋の先は、駅に隣接する道の駅「日和佐」。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/
※ JR「日和佐」駅に隣接する道の駅「日和佐」。

「日和佐」駅の構内を出て、すぐ左手を見ると鉄橋がかかっています。この鉄橋の先が道の駅「日和佐」です。

この道の駅「日和佐」は、旅行雑誌「関西・中国・四国じゃらん2012年6月号」の道の駅ランキング・四国部門で1位を獲得しました。徳島からは初ということで、美波町観光協会の徳永さんも興奮気味に話していました。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/道の駅日和佐
※ 道の駅「日和佐」内にある足湯のコーナー。疲れもすっとびます。

この道の駅「日和佐」は国道55号線沿いにあるため、大変見つけやすいです。週末ともなると、薬王寺と近いこともあってか、県内外から多くの方が訪れます。

道の駅「日和佐」

  • 住 所  徳島県海部郡美波町奥河内寺前493-6
  • 連絡先  0884-77-2121(物産館事務所)
  • 公式ホームページ  http://mitinoeki-hiwasa.com/
  • 営業時間 9:00~18:00(土日は19:00まで)
  • 定休日  年中無休
  • 駐車場  大型7台 / 普通57台 / 身障者用3台
  • トイレ  男13器 / 女13器 / 多目的用2器
  • 備 考  公衆無線LAN(Freespot)利用可、レンタサイクルあり(500円/日)

施設—–

  • 物産館:観光情報の提供や特産品の販売など
  • 足湯館:疲れをいやせます。無料。(効用などはコチラ
  • 産直館:地元のとれたて野菜、水産品、お菓子などを販売。

レンタサイクルは1日500円で借りられます。日和佐の日和佐浦には小さく雰囲気のいい路地が多いことから、ちょっとした距離を散策するのにも自転車が便利で快適です。

道の駅「日和佐」の施設内、一番右手にある「物産館」で自転車を借りられますので、物産館のレジカウンターか、同じ建物内にある美波町観光協会の窓口に声をかけてみてください。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/道の駅日和佐
※ 県内の特産品が集まる道の駅「日和佐」の物産館。

もし手持ちの荷物が多ければ、1日200円で荷物を預かってもらえます。ただ、都市圏のコインロッカーのように四六時中取り出せるわけではありませんので、営業時間中に引き取りに来るのがいいでしょう。

ということで、自転車を借りて、美波町を回ってきました。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/薬王寺/23番
※ 道の駅「日和佐」のすぐ近くにある23番札所・薬王寺。元旦は人出がすごい。

上記の写真に写っている自転車が道の駅「日和佐」のかめっ子サイクル。変速器はついていませんが、代わりにカゴのところにカメのイラストがついた可愛いやつです。すごく目立ちます。

ここからしばらくのお付き合いとなる自転車。薬王寺は「開運の寺」ということで、旅の無事を祈って出発です。

まずはウミガメの産卵地として知られている大浜海岸を目指しました。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/厄除橋
※ 日和佐川にかかる厄除橋から見た風景。幕末以前は「渡し」があったようです。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/日和佐八幡神社
※ 日和佐八幡の手前。木がすごい。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/日和佐八幡神社
※ 本社前に並んだ建物。お神輿?左側の道は、昔松林だったそうです。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/大浜海岸
※ 大浜海岸。ここの初日の出や、冬に見られる”けあらし”、”だるま朝日”は有名。

今回、というより、毎回【行ってきました】は事前準備などがなくほぼ無計画です。そのため、大浜海岸にこういうものがあるとは気が付かず・・・。海ばかりみていました。

大浜海岸を後にし、”路地裏”が魅力的な日和佐浦へ。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/日和佐浦
※ 日和佐浦は、日和佐駅側から厄除橋を渡った先。

日和佐浦は”本町・中村町・新町・奥河町・戎町・東町”のある地区で、昔の情緒ある建物がいまだに数多く残っています。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/日和佐浦にある住宅
※ 日和佐浦の住宅。このあたりには第7回でも書いた「ミセ造り」の家も残っています。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/日和佐浦の路地
※ 路地裏の石垣。

日本各地で情緒ある景観が失われている中で、筆者個人的に気持ちが落ち着くのはやっぱり黒塗りの木造建築が並ぶ街並みです。観光資源を探してみると、結局そういう街並みや人の営みに魅力を感じる人が多かったり、その町を散策して、面白いものがあればそれが町の魅力になっていったり。

今まで、あまりにも多くの景観を無計画に壊してきてしまって。ただ壊して、周りの景観とのバランスも考えずに新しいものを作った結果、何の魅力もない空間になってしまった、という例は多いです。なので、逆にゆっくりと元に戻していって、20~30年かけて町をリノベーションしていけば、少なくとも今の日和佐の子供にとっては、自慢できるものが増えるような気がします。

現代的にリノベートした木造建築、建物の高さ規制、水の透過率を高くした道、埋設された電線&回線、石垣・土壁が見える細い路地裏、猫、雑貨横丁、カフェ&食事処&居酒屋、漁師町らしい干物を作る家々、サテライトオフィス。

前述のものに限らず、時間をかければ、十分魅力的な街並みが戻ってくる。ここは他の町よりも早く「オリジナリティーのある町」ができる可能性に満ちていると、日和佐浦を見て率直に感じました。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/美波町の猫
※ 路地裏の猫。

日和佐浦を後にし、昼食に。南阿波丼を食べようと思いましたが、目当てのところが休業日だったため、道の駅近くのとば作でそばをすする。食後に甘いものが欲しくなったので、物産協会の会員さんでもある豊田屋さんでお菓子を買って、道ばたでしっぽりとお茶の時間を楽しみました。

いよいよ、長旅の始まりです。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/大浜海岸
※ ホテル「白い燈台」から見た大浜海岸。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/大浜海岸
※ 大浜海岸の逆方面の景色。水の色がキレイで、気分も最高です。

豊田屋さんから、まずは大浜海岸を目指し、海を見ながら坂道を立ちこぎ。ほどなくすると、ホテル「白い燈台」に到着。

ここの外壁はもともと白色でしたが、太陽の反射光を抑えてウミガメへの影響を少なくするため、外壁を青に塗り替えています。現在は青い「白い燈台」です。

しばらく進むと恋人岬。ここには縁がないのでスルー。

またしばらく進むとえびす洞に到着。名前の通り、ここには大きな洞があって、町指定の天然記念物「イワツバメ」の住処になっているようです。洞の上には恵比寿洞神社があり、”夫婦和合”の神さんが祭られています。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/えびす洞の入口
※ えびす洞の入口にある立て看板。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/えびす洞
※ 入口から少し入ると道が2つに分かれています。これは下にいく道。

筆者は一先ず上に向かいました。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/えびす洞
※ お洞の頂上から見た太平洋。すごい景色です。登頂部には小さなお社と休憩所。

大パノラマの後は、お洞を見に行きました。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/えびす洞
※ お洞の裏側。

登頂部から下に降りるとわき道があり、そのわき道を進むと上のようなお洞の裏側にでます。階段もありますが、途中から急に足場が悪くなり、雨の日などはかなり足が滑りそうに見えます。開けた場所も引き続き足場が悪いため、物を持った状態ではあまりおすすめできません。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/えびす洞
※ お洞正面。

えびす洞を出発。またしばらく海岸線を走ると、恵比寿浜海岸につきます。恵比寿浜海岸では、漁港を見るためにしばしの散策。

南阿波/南あわ/美波町/日和佐/木岐/由岐/恵比寿浜海岸
※ 恵比寿浜海岸で見かけた舟。

その後、木岐に向けて山座峠方面に向かいました。

続く・・・