【あるでよ講座】オリジナル遊山箱作り講座を開催しました。

徳島県には優れた伝統工芸品や特産品を育んだ歴史や文化がたくさんあります。それに関わる人や物をより深く知り感じてもらい、新しいアイディアを発掘し、徳島人が徳島をもっと価値あるものにするため、徳島県物産協会では、「あるでよ徳島」講座を実施しています。

先日3月4日(日)13時30分~16時00分、阿波おどり会館4階にて、オリジナル遊山箱作り体験を開催しました。
「江渕鏡台店」の「江渕達人」社長に講師をしていただきました。
まず、初めに遊山箱についての説明と歴史についてお話いただきました。

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◆そもそも遊山箱とは?◆
昭和中期まで、子どもたちのお弁当箱として使用された三段重ねの小さな重箱です。
徳島では、旧暦3月3日の桃の節句に男の子も女の子も「遊山箱」を持って野山や海を”遊山”する風習がありました。
阿波のかつての子どもたちは、みんな遊山箱を片手に成長をお祝いしてきました。この小さな遊山箱には、徳島の人々の思い出がたくさん詰まっているのです。
家族の絆が改めて見直され始めた近年「遊山箱」は再び注目を集めています。

江渕社長のお話の後、遊山箱作りに取り掛かりました。
予め用意された無地の遊山箱に色を塗っていきます。
ベタ塗りではなく、薄く引き延ばすように色を塗っていかないと厚みができてしまい、遊山箱の中の重箱が入らなくなってしまいます。

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皆さん塗り方には苦戦されていましたが、最後にはみなさん綺麗な遊山箱ができたと大変喜んでいただきました!

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このオリジナル遊山箱作りは毎年開催しております。
その他にも徳島の伝統工芸、藍染や大谷焼を親子で体験する「夏休み親子体験ツアー」や蕎麦打ち体験など様々な「あるでよ講座」を開催しております。
講座の情報につきましては、随時掲載しておりますので、是非ご参加下さい。