『なると金時』は、徳島県を代表するブランドのひとつです。指定された地域(徳島県鳴門市・徳島市・板野郡)のみで生産されたものしか『なると金時の名を冠することができず、徳島の温暖な気候と、これら指定地域の良質な砂地を利用して盛んに栽培されています。
平成19年4月20日、特許庁より地域団体商標『なると金時』として登録が認めらました。
(商標登録:第5043110号)
※地域団体商標制度とは、各地域独自のブランドの育成に資する目的で設けられた制度です。詳細につきましては、特許庁のページをご参照ください。
収穫は主に晩夏~秋にかけてですが、貯蔵することにより1年を通して出荷しています。『なると金時』は貯蔵することによって、さらに甘みが増します。
なると金時とは、高系14号という早堀り用の品種で、表皮が赤く、味・形の優れたさつまいもを育種、昭和55年頃には、鳴門~徳島周辺の特定地域で生産されるさつまいもが『なると金時』と呼ばれるようになりました。
『なると金時』は各地域のJAによって独自のブランド名が付いているものもあり、JA里浦では「里むすめ」、JA松茂では「松茂美人」、JA徳島市の川内支所では「甘姫」などがあります。
鳴門市、徳島市、松茂町
一般的に、表皮が鮮やかな紅色のものは美味しいと言われています。表皮のむけていないつやの良いもの、見た目より重量感のあるものを、用途に応じて選んでください。
おすすめの食べ方は、ほどよい甘味がわかりやすい焼き芋や天ぷらです。特に揚げたての天ぷらは、「なると金時」特有のほっこりとした食感と甘さが十分に楽しめますので、ぜひお試しください。
和・洋・中と、どんな料理にも合いますし、和菓子・洋菓子の材料としても最適です。
新聞紙に包んで乾燥を防ぎ、冷暗所で保存してください。貯蔵温度13℃、湿度85~90%がベストな状態です。
温度が低すぎると腐り易くなりますので、冷蔵庫には入れないで必ず常温で保存してください。また、冬場は戸外に置かないように注意して下さい。砂付きのまま置くと長持ちします。
水洗いをすませた状態で保存しますと腐ったり、芽が出たりしますので、使用する分のみ洗ってください。
主な主成分はでんぷん質ですが、ビタミンB1、C等が含まれています。加熱してもビタミンCの損失は少なく、食物繊維が豊富です。
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