すっかり春らしい温かい季節となりました。
『あるでよ徳島』展示スペースでは、徳島の特産を活かしたこだわりの製品づくりを行なっているメーカーさんや、伝統工芸品・季節商品など、毎月さまざまな特色のある展示を行っております。
今月(平成30年4月)の企画展示は、この春チャレンジしたい「お遍路」関連用品や、春のファッションにお勧めの「藍染」製品など、
(1)有限会社 阿波掛軸堂
(2)株式会社 三浦醸造所
(3)有限会社 伊川彫刻店
(4)藍がいっぱい企画展
(5)阿波十割
をご紹介しています。
(1)有限会社 阿波掛軸堂
今年の春は、阿波掛軸堂で巡拝用品を揃えてお遍路にチャレンジしてみませんか??
阿波掛軸堂では、巡拝用品などの小物の販売はもとより、四国八十八ヶ所、西国三十三ヶ所、その他各種の霊場を巡礼されたお遍路さんから集印軸や御影札(各霊場のご本尊様のお姿)をお預かりし、掛軸や額・屏風等に仕立て上げるなど、お遍路さんのご要望に幅広く対応しています。
また、日本古来の和を豊に演出する日本文化特有の掛軸・和額・屏風など美術品の製作、販売にも力をいれております。
(2)株式会社 三浦醸造所
三浦醸造所の創業は今を遡ること約170年前の江戸・嘉永年間。「むらいさん」の愛称で地元の人々から親しまれていたという三浦家第四代村(むら)次(じ)と妻ヒサにより、徳島県西部に伝わる「ねさし味噌」と濃口醤油の醸造が始められたことが生業のはじまりだそうです。
現在製造しているのは「五代目杜氏のねさし味噌」「五代目杜氏の糀味噌」「一番搾り限定醤油 夢來(むらい)」の3種類(サイズ展開あり)。
三浦家九代目当主であり五代目杜氏を務める三浦誠司氏は、製品の原料も自社農場で育てたものや国内産のものを厳選して使用するなど、食の安全と美味しさを大切にする製品作りを心がけています。
「食べ物は、命をつなぎ、人と人とを結び、そして思いを伝えるものです。だから、これからも変わらぬ味を、変わらぬやり方で、心を込めて作り続けていきたいと考えています。」と語る三浦氏。
そんなひたむきな思いの詰まった三浦醸造所の製品を、ぜひご賞味ください。
(3)有限会社 伊川彫刻店
日本の伝統技術を生かして高度な木彫り作品を創り続けてきた、伊川彫刻店三代目 彫昌氏渾身の木彫り作品の数々を、是非ご覧ください!
創業昭和7年・ 伊川彫刻店の彫昌氏は、現在三代目として社寺彫刻、仏壇彫刻、文字彫刻、インテリア小物などの彫刻に取り組まれています。京仏具の技法と唐木仏壇彫刻の技術をもって芸術性の高い個性あふれる作品を手掛け、代々の職人技を守り続けています。
「大切なのは、木と対話すること。」 と彫昌氏は語ります。
「木でできた作品の寿命は人の命より長い。社寺彫刻だと明治時代のものを新しく付け替えるなんてこともよくあります。伝統のデザインはお寺によって違うけん、それをきっちり守って伝えなあかん。後世の職人に見られて恥ずかしくない仕事をしたいといつも思ってるんです。」
機械を使わず一つ一つ手彫りした木彫りの五月人形・兜やお雛様など、お子様の健やかな成長をお祝いする商品を製作・販売しているほか、木製靴べらやキッチン小物など木彫り雑貨の販売や木彫り看板・表札のオーダーや社寺彫刻の制作なども行っています。
詳しくは伊川彫刻店までお問い合わせください。
(4)藍がいっぱい企画展
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのエムブレムの色に採用された「藍色」。徳島の伝統工芸「阿波藍染」は『JAPAN BLUE』と称され今世界から注目を集めています。
あるでよ徳島では、カットソー・バッグ・ストール・アクセサリーetc… この春オススメの阿波藍染ファッションアイテムの数々をご紹介しています!!
(5)阿波十割
「阿波十割」とは、徳島県産の酒造好適米のみを用いて、地元酒造が仕込んだ生粋のプレミアム地酒です。
・徳島県産酒米及び徳島県内採取の水を100%使用
・徳島県内で醸造
・酒類は純米酒(純米大吟醸酒、純米吟醸酒及び特別純米酒を含む)
・味、香り、バランス及び色沢がブランド商品としてふさわしい
・徳島県酒造組合による審査を経て認定を受けている
以上をクリアしたものが「阿波十割」に認定されます。
現在の認定商品は21種類。(一部商品は紹介のみ)
「伝統」「手づくり感」「おいしさ感」を醸し出す、徳島100%の「阿波十割」はお土産やプレゼントにもオススメ!!
★本記事の展示は4月30日をもちまして終了いたしました。
5月からの展示はこちらです。